島根中央信用金庫

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金融機関コード 1712
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理事長あいさつ

 平素より、島根中央信用金庫に対しまして、格別のご愛顧を賜り厚くお礼申しあげます。

 2022年度の我が国経済は、新型コロナウイルス感染症の第7波の拡がりやエネルギー価格・原材料価格の高騰、歴史的な円安等により物価は上昇しましたが、「ウィズコロナ」へ段階的に移行したことから経済活動は徐々に正常化の方向に向かい、年間を通じては総じて緩やかな持ち直しの動きとなりました。

 また、当金庫を取り巻く金融環境についても、コロナ禍による取引先の業況悪化、人口減少や少子高齢化、後継者難による廃業等を背景とした顧客基盤の縮小など厳しい状況が続いております。

 このような厳しい経営環境ではありましたが、当金庫は地域に根差した金融機関として、「収益性基盤の強化」「健全性基盤の強化」「人財の育成」を骨子とする第6次中期経営計画のもと、顧客利便性の向上や地域の活性化に資するべく大社支店と大社南支店を新築移転統合することを決定し、オープンに向け準備を進めました。また高齢のお客様やそのご家族の利便性向上のため、「代理人サービス」「将来のための代理人サービス」の取り扱いを開始、「SDGs・ESG応縁定期預金」の利息の10%相当額に、当金庫が進めるSDGs取り組みの一環としての寄附金を加えて「しまね子ども食堂ネットワーク」に寄附する等、地元とともに成長し続ける金融機関、真っ先に使ってもらえる地域一番店を目指し、コロナ禍に苦しむ地元のお客様に対し総力を挙げて取り組んでまいりました。

 これらの取り組みを地域の皆様方にご理解いただいたことで、当金庫の期末預金残高は2,770億円と10期連続で増加し、融資残高も1,585億円に伸長した結果、売上高にあたる経常収益は46億68百万円、金融機関として最も中核的な収益力を示すコア業務純益(投資信託解約損益を除く)は12億88百万円の5期連続増益となり、当期純利益は8 億91百万円の増収増益となりました。

 これもひとえに地域の皆様方の温かいご支援の賜物であり、役職員一同心より感謝申しあげます。

 計画2年目を迎える第6次中期経営計画でも引き続き、お客様の利便性向上、更なる業務の効率化や収益力の強化を図り、持続可能なビジネスモデルの強化に努めてまいりますので、変わらぬご支援・ご協力を賜りますようお願い申しあげます。

2023年6月
理事長 福間 均

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